6月に植えたしょうがからシューっと笹の葉にも似た芽が伸びて大きく育ち、8月収穫の時期を迎えました。
土の中にグッと指を入れて根が割れないように救い上げると、ほんのりとしたピンク色の茎の下に真っ白なしょうが育っていました。
土から出ると同時に爽やかな生姜の香がしました。
この時期、母がいつも甘酢に漬けて冷蔵庫で冷たく冷やし箸休めの一品に卓食に上っていたのを思い出します。
葉を一枚残しシューと伸びた茎を斜めにカットし、残りの枝は食卓に飾り、愛でながら季節を感じるという粋な計らいで食事の楽しみ方を教えてくれた事を思い出し、感謝し、受け継いでいます。
食欲が落ちるこの時期の楽しみな一品となりました。
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